挑戦したいと思っていても踏み出せない「あなた」に伝えたいこと

挑戦したいと思っていても踏み出せない「あなた」に伝えたいこと

この記事はこんな方におすすめ

  • 挑戦したいと考えているけどあと一歩が出ない方
  • 今の状況下で挑戦を諦めている方
  • fwywd に興味はあるけど、仕事をやめることができない方
  • fwywd で仕事を続けながら参加している人の背景を知りたい方

はじめに

なにか始めたい、けどなにから始めたらいいのかわからない。答えを探している間に、普段の生活に戻っている方はいませんか?はい、数年前の私です。
挑戦したいと思っていても踏み出せない 「あなた」=「昔の私」 です。昔の私に伝えたいことは、挑戦に早い遅いもなく、やりたいと思ったときがその時であるということです
シンプルな結論ですが、この結論に至るまでの過程をお伝えすることで、挑戦することに悩んでいる・諦めている方、fwywd への参加に迷っている方の参考になれば幸いです。

私について

私は仕事を続けながら fwywd 1期生として参加しています。転職せず、1社に14年務めています。
年齢は今年で39歳、結婚しており家族は妻と子供2人、東京に在住しています。自宅は持ち家です。起業という挑戦に対しては難易度が高い状況です。
今の会社である程度努力していけば、安定した生活を送ることはできます。家族もいます。私1人の人生だけでないことも理解しています。この状況を理解しているのに、なぜ起業という挑戦を選んだのか。

漠然と感じる虚無感と不安

変化のない、安定した日々を過ごしていましたが 「1回きりの人生このままで本当にいいのか」 と、漠然とした問いを繰り返していました。今思えば、人生で成し遂げたいことはなにか、どう生きてくのかが決まっていませんでした。
モヤモヤする日々を過ごしていましたが、あることがきっかけで前に進み始めます。そのきっかけをくれたのが、小学生の娘です。娘から小学校でプログラミングの授業が始まることを教えてもらいます。
10年後、プログラミングを一般教養として学んだ部下が当たり前になる。そう考えると怖くなりプログラミングを学習するため、勢いで MacBook Air を買いました。

勉強することで現実から逃げていた

プログラミングは初学者でした。独学では心が折れそうでしたし、効率的に学びたかったのでスクールに入学しました。
フロントエンドを中心に学習していました。純粋にプログラミングはおもしろかったです。全く新しい世界でしたし、パソコン1台で無限の可能性を感じることができました。
しかし学習を始めて数ヶ月、疑問を抱くようになります。 「学習はしているが、なにがしたいのか、どうなりたいのか」 この疑問に対しての答えを見つけることができないまま、卒業していきます。
卒業後、自身が好きなことや今後のキャリア形成で、何が必要になるかを考えていきました。数値から分析することが好きでしたので、数値やデータの世界をもっと学んでいくことを決めました。
その時 Udemy で機会学習に出会います。初学者でも問題なくできる内容でしたので、機械学習、新しいデータ分析との出会いに興奮していました。そしてこのとき、キカガクの長期コースと出会います。
長期コースの受講は最後まで悩みましたが、やってみたい、挑戦してみたい、という気持ちが強かったので受講を決めました。
キカガクの長期コースも楽しく、最後までやりきることができましたが、なにがしたいのか、どうなりたいのか。 この疑問への答えを見つけることができませんでした。
今だから分かりますが、プログラミングを学習することで、不安な気持ちから逃げているだけでした。

生涯で成し遂げたいことはなにか

子供は2人いますが、流産と死産を経験しています。死産に関しては、産まれても生きることができない難病を抱えていました。最後は親(私)の決断で、死産という選択をしました。
今でも死産という選択が正しかったのかと考えることがあります。正しかったかどうかはわかりません。わかりませんが、死産という選択をした事実を一生背負っていく覚悟です。
しかし、しばらくは死産という事実から目をそむけていました。死産という選択をした事実に向き合ってしまうと日常に戻れない感覚がありました。
この状況から救い出してくれたのが当時幼稚園生だった娘や、近所の子供たちの存在でした。どんな結果であろうとも私達の元に来てくれたことが奇跡であること、死産から目をそむけることはその子の存在を否定することであることに気づきます。死産に向き合っていく中でこの子に恥じない生き方をしていこう、子たちを大切にしていきたい、子供のためになにかしたい と考えるようになりました。
しかし、具体的になにをすることが子供のためになるのか、子供にどのような世界を創っていくことが望ましいのかが見えずにいました。

原体験から見つかる

子供のためになにかしたいと考えていても具体的になにをするのか、全く見えずにいました。目の前が真っ暗なとき、助けてくれたのは仲間でした。キャリアコンサルタントを目指す友人に、カウンセリングをしてもらうことになりました。
このカウンセリングで答えが見つかります。カウンセリングでは、幼少期から現在までの原体験を深ぼっていきまた。そして点として存在する原体験を1本数の線で結び、言語化していくものでした。子供のためになにかしたいと漠然だったものが明確になり、視界が一気に広がった感覚を覚えています。見つかった成し遂げたいことは「子供が公平に教育を受けられる社会を創る」でした。見つかると同時に、本気で向き合うためには起業という選択しかないと考えるようになりました。

悩みながらも行動すること

成し遂げたいことも見え、これから具体的にどうするかを考えていたとき、株式会社キカガク代表取締役会長の吉崎さんから fwywd の起業家育成コースの案内がメールで届きます。内容を見た瞬間、これだ! と思い即エントリーすることを決めました。
fwywd への1次試験のエントリーを終えたとき、これまで悩みながらも行動してよかったと思いました。また家族、仲間のおかげでこういった機会を得ることができました。
娘からプログラミングのことを教えてもらわなければ、プログラミングを始めることはなかったかもしれない。
プログラミングスクールに入学しなければ、継続して学習することもなかったかもしれない。
キカガクに出会わなければ、プログラミングの新しい側面を知ることもなかったかもしれない。そして fwywd に出会わなかったかもしれない。
悩みながらも行動していったのは間違いではなかったこと。家族、仲間がいたことで前に進むことができている。私のこれまでの原体験、今の環境によって現在の私が構築されており、今しか導き出すことができませんでした。

fwywd への参加

仕事を辞めずにオンラインで参加していますが、仕事を辞めて参加することが前提条件としてありました。
エントリーする時点から悩みましたが、やらないで後悔だけはしたくなかったので、選考を受けながら考えていくことにしました。
2次試験も終わり、無事合格できました。嬉しかったです。嬉しかったですが、同時に仕事を辞めて参加するかどうかを考える日々が始まりました。
仕事を辞めたら家族の生活はどうするのか、家を売って家族と移住するべきか、私のやりたいことと子供たちの未来を天秤にかけるべきか、など本当に悩みました。
家族のために仕事は辞められないという判断にはなりましたが、自身の成し遂げたいこと、fwywd へ参加することを諦めることは出来ませんでした。
やらないで後悔したくない、 行動するしかない、そう思い吉崎さんに仕事を続けながらオンラインで参加できないか、メールで問い合わせしました。柔軟に対応して頂き、仕事を続けながらオンラインで参加する枠を設けていただくことになりました。

仕事を続けながら挑戦する意味

仕事を辞めてフルコミットで参加することが、起業への最短ルートになるでしょう。ですが、挑戦したいと思っていても、仕事を続けなければならない方が多いのではないでしょうか。仕事を続けているから挑戦(起業)できない、諦めるしかないと考えている方が多くいるのではないでしょうか。昔の私はそう考えていました。
今の私は何も成し遂げていないので、この答えをまだ持っていません。ですが挑戦するスタートラインには立っています。仕事を続けながらも挑戦し、起業という一歩を踏み出すことができたのなら、多くの人の背中を押すことができると信じています。

最後に

私は悩みながらも行動していったことで、1歩1歩ですが前に進むことができました。この記事が昔の私のように、悩み、苦しんでいる方のお力に少しでもなると幸いです。
Twitter では起業や仕事に対する考え方、ちょっとしたつぶやきなど幅広く発信しています。興味がある方は覗いて頂けると嬉しいです。