もう悩まない!PV数がぐんぐん伸びるタイトルの付け方ガイド

もう悩まない!PV数がぐんぐん伸びるタイトルの付け方ガイド
fwywd 運営メンバーのエンジニア古川です!
記事を書き始めた人あるある「タイトルの付け方がイマイチわからない・・・」 そのお悩み、解決してみせましょうっ!
前職ライター・記事校正としての実務経験を活かした私なりの付け方ノウハウを伝授します!

10秒でわかる結論

対象読者を定めてからタイトルをつけて狙い撃ちしましょう!

目的

タイトルの役割・付け方のポイント・タイトルの種類を具体例と共に紹介してより魅力的なタイトルを意図的につけられるようにすること。

想定している読者像

最近記事を書き始めたけれど
  • タイトルをつけるのに時間がかかる
  • 気合を入れて記事を書いているのにイマイチ PV 数が伸びない
  • イケてるタイトルを付けたいが方法がわからない
とお悩みの人。

タイトル=記事の生命線と心得よ

皆さん目に穴が開くほど見てきた文言だとは思うのですが本っっっ当に大事です。
タイトルは本・記事・映画・果ては Youtube のサムネイルなど媒体に関係なく成果物そのものの運命を左右する大きな力を持っています。 どれだけ質のいい中身を書いても「おっこれ気になるな〜」と読者に思ってもらえなければ素通りされてしまうからですね。 タイトルの付け方で総 PV 数は 2〜10 倍ぐらいは平気で変わってきます(肌感)。
タイトルだけで「続きが気になるぞ・・・!」と思わせることができたらあなたの勝ち。 読者の興味に火をつけましょう。同時に何についての記事なのか端的に表すことも忘れずに。

対象読者を決めてから書こう

これも超超超大事。「どうやって読者の興味を引けばいいの?」に対する具体策です。
どんな人にあなたの記事を読んでほしいのか?
あなたの記事を読んだ人は記事の内容からどんな恩恵を受けられるのか?
ここを記事を書き始める前にしっかりと定めておきましょう。システム設計・要求獲得に通ずるところがありますね。 「そもそもなぜあなたはこの記事を書こうと思っているのか?」をとことん突き詰めることによって「あなたが記事を書くことで最も伝えたいことは何か」「誰にこの記事を読んでもらいたいのか」がはっきりしてきます。 これらを端的に表すことを意識するだけでも読者を惹きつけるタイトルにビフォーアフターできます。あなたが設定した読者に刺さるような言葉をタイトルにして狙い撃ちするイメージです。

イケてるタイトルの要素まとめ

1. タイトルだけでどんな内容なのか判断がつきやすいこと

記事の要点をギュッと濃縮したものほど良いタイトルと言えます。 「何についての記事なのかタイトルだけで想像がつきやすい」記事ほどよく伸びます。
これに加えて数字をいれるのも非常に効果的。 例えば「React のメリットまとめ」を「React のメリット7選」に変更すると「この記事には React のいいところが7つ書いてあるのか〜」と瞬時にわかるようになります。 余談ですが ○ 選は奇数にしたほうが収まりがいいです。閑話休題。

2. 読者の感情を揺さぶるセンテンスが入っていること

ポジティブ・ネガティブに関わらず読者の感情に火をつけることができればそれだけでかなりの PV 数を稼ぐことができます。 これを成功させるには対象読者を予め定めておくことが必要不可欠です。 更に具体的に言うと「対象読者がなりたい人物像(ポジティブ)・なりたくない人物像(ネガティブ)」に焦点を当てて揺さぶります。
例えばあなたが今読んでいるこの記事は「タイトルをうまくつけられずに悩んでいる人」に向けて書いています。 これをポジティブ路線のタイトルにするならば「この記事を読めばイケてるタイトルをバシッと付けられる人になれそうだ!」と思わせられればいいので「もう悩まない!PV 数がぐんぐん伸びるタイトルノウハウガイド」なんかはいい感じに対象読者の興味を引くことができそうです。本記事はこのタイトルを採用しています。
逆にネガティブ路線にするならば「タイトルをこのままうまくつけられない状態が続いたときに起こるであろう不安」を掻き立てるように書きます。 予想されることとして「気合を入れて記事を書いているのに PV 数が伸びない」などがあると思います。 これを踏まえてタイトルをつけるなら「だからあなたの記事は伸びない〜ダサいタイトル脱却指南書」などになるでしょうか。かなりの引力を持ったタイトルとなりそうです。
ネガティブ路線はその性質上ポジティブ路線よりも読者の興味を引きやすいです。 しかし同時に強烈な副作用もあります。あまりにもネガティブな感情をつつきすぎると読者は「攻撃された!」と感じてしまいます。 ネガティブ成分の容量・用法は計画的に。読者を直接侮辱したり気分を害するようなタイトルは当然ながら NG です。 加えて記事の中身自体は爽やかに明るくする・対象読者や例外的な場合などをしっかり補足しておくなどの対策が必須です。読者を攻撃して貶める意図はないことをはっきりと表しましょう。

伸びやすいタイトルの種類5選

いろいろな書籍・バズっているメディアのタイトル・経験則に基づいた「伸びやすいタイトル」5種類を紹介します。 どの種類も一長一短で、記事の種類や内容によって向き不向きがあります。自分の記事にあわせて選ぶと良いでしょう。 「本記事をそのタイプに沿ってつけたらどうなるか」具体例付き。

1. 簡潔型

スタンダードに記事の要点をまとめてなるべく端的に表現するタイプ。記事に限らず最も一般的に使われているものといえます。
ビジネス文書のようなお硬いカッチリとしたドキュメントと相性がいいです。 反面読者の心を揺さぶるようなタイトルを作りにくく平凡なものになりがち。 無難な選択肢のように見えて惹きつけるタイトルを簡潔型で作ろうとするとかなりの技量が問われます。
💡 具体例 : 「惹きつけるタイトルの作り方」

2. SEO 型

SEO の観点から見て検索結果がなるべく上位になるよう狙ってつけられたタイトルの総称。 検索数から使用する単語を選定するなど検索ロボットの基準をなるべく満たすようにつけていきます。
お堅すぎる記事でない限りは採用可能で、うまく決まれば高止まりした PV 数を稼ぎ続けることができそうです。 反面タイトル選定に他の種類よりも時間と労力がかかる・なんだかどこかで見たことあるような量産型タイトルになりがち・SEO を意識しすぎるあまり本来記事を通して伝えたいことがぼやけてしまいやすいなどの欠点があります。
💡 具体例 : 「タイトルの付け方を伝授!おすすめの方法5選」
余談ですがそれっぽくつけたら本当に量産型記事みたいなタイトルになって笑っちゃいました。

3. 説明書型

何かを説明・指南する際に用いられるタイプのタイトル。 技術系記事やノウハウ伝授系記事と非常に相性が良いです。
ピンポイントで「その記事・知識が知りたい人」のために書くため対象読者の選定が容易 = タイトルもつけやすいという利点があります。 欠点としては一捻り加えないと読者の興味を引くタイトルにすることが難しいことです。 技術・ノウハウ伝授系の記事をより多くの人に届けようとする場合「その知識や技術に今まで興味がなかったけれど少し読んでみようかな?」と思わせる必要があります。読者の感情を揺さぶる技量が問われがちです。
💡 具体例: 「もう悩まない!PV 数がぐんぐん伸びるタイトルの付け方ガイド」

4. パロディ型

今旬の流行語や版権物、名言をもじってつけたもの。 カジュアルな記事全般に適しています。
一見ネタのように見えて最大瞬間風速はどのタイトルタイプよりも大きいです。 読者の親近感を刺激してクリック率を上げる働きがあります。中身は同じなのにロー ○ ンで鬼 ○ の刃コラボパンを出したら爆売れする理論と同じですね。 その代わり元ネタの認知度と流行り期間に記事の瞬間風速が左右されてしまう欠点もあります。
加えて記事を一般向けに公開する際は著作権に引っかかってないか注意する必要があります。 版権物の固有名詞やタイトルそのものなどには特に気をつけてください。 個人で出している記事であれば問題ないかと思いますが企業の看板を背負って出した時などは要注意です。
💡 具体例: 「惹きつけるタイトルの作り方、ご照覧あれい!」
元ネタ(某ゲーム中の名言)を知っている人ならウキウキでクリックしたくなると思います。 逆に知らなければ素通りされる可能性を秘めており、典型的なパロディ型タイトルの例と言えるでしょう。

5. 組み合わせ型

1-4 のいくつかを組み合わせて作ります。
💡 具体例: 「心を掴め!惹きつけるタイトルの付け方ガイド」
この例では最も伝えたいことを端的に表す「簡略型」+ ガイド系の記事なので「説明書型」を組み合わせています。 組み合わせ型はそれぞれのタイプの長所をいいとこ取りして欠点を補える可能性を秘めています。 反面「どうやって組み合わせたらいいかよくわからん」となりがち。使いこなすにはある程度の場数が必要です。

まだまだあるかも?タイトルの種類

割と経験則で書いているところがあるので他にも「こんなタイトルの種類もあるんじゃない?」と思ったらぜひ教えてください。
タイトルの他に見出しも実はすごく大事な要素なのですがこれは次の機会に。 この記事で皆様の記事がより素敵なものになりますように!