あなただから言えることにこそ価値がある

ビジネスモデル探しに迷っている人が最初にすべきこと

はじめに

「あなたが誰であって、どんな経験をしてきて、あなただから言えることは何でしょうか?
この質問に読者の皆さんは明確に応えることができるでしょうか。
もちろん、1週間前の私もそうでした。しかし、今はここができると自信を持って言うことができます。
今回はこの成長を遂げられた理由や方法について紹介します。

fwywd チームでのインターンシップに参加

私は fwywd 1期生として起業家を目指し、仕事を辞めてこの4月から淡路へ移住しました。約2ヶ月、全力で日々を過ごしていましたが、まだ自分自身に能力が明確に足りないと感じていました。
そんな時に、fwywd のオーナーである吉崎さんから fwywd チームのメンバーとして働くことができるインターンの募集がありました。すでに起業家として活躍している人の直属として修行することができれば、自分自身に足りない能力を見つけることができるだろうと期待して応募しました。そして、まだインターンが始まって、1週間ですが私が劇的に成長したのは事実です。その裏側には何があったと思われるでしょうか。
これから「どのようなすごいノウハウを教えてもらえるのだろう?」と気になっている方の期待には応えられないと思います。 もちろん、私が今まで知らなかったノウハウや知っていても正しく活かせていなかった知識などたくさん得たものはありますが、今回私が得た一番大きなものはノウハウではありませんでした。
それにもかかわらず、なぜ劇的に成長できたのか実際に体験したことを踏まえて見ていきましょう。

この記事で伝えたいこと

結論を言うと、「自分のポジションをとれていない言葉や意見に価値はない」と言うことです。
オーナーの吉崎さんから「誰にでも言えることをあなただけの言葉で」とこれまで何度も教えていただいていたのに、私は fwywd インターンに参加するまで本当の意味を理解できていませんでした。

対象読者

  • 自分の言葉で伝えることが苦手
  • そのビジネスを「なぜあなたがやるのか?」に応えられない
  • 周りと同じ意見しか出すことができない
と悩んでいる方

LP 制作の過程を通して学んだのはノウハウではない

インターンシップで取り組んでいる内容

まず、インターンでやったことを簡潔にまとめると
  1. fwywd 2 期募集の説明を受け、ユーザー目線で fwywd がなぜこれから必要かを雑記の量重視で自分の言葉でまとめる
  2. 企画草案の作成
  3. ワイヤーフレームワークでの文言レベルに整理
  4. ワイヤーフレームワークの作成
  5. デザイン発注
たった、この5つだけです。
この項目だけ見ていると、「Landing Page (LP) 制作はやったこともあるから、特に得られるものは無いんじゃないか?」と思うかもしれませんが全くそんなことはありません。
fwywd のオーナーであるあの吉崎さんが何の意図もなくこのテーマに取り組ませるはずがないのです。
一見するとただの LP 制作のタスク、ですがその裏に劇的に成長するための設計が隠れているのです。
実際にインターンへ参加した私なりの視点で、そのポイントを紐解いていこうと思います!

ユーザー目線とは?

はじめに行ったのは 2 期募集の説明や fwywd が生み出していきたい人材の話、そしてその想いを聞いて 「なぜ fwywd が必要なのか?」をユーザー目線自分の言葉でまとめることです。
まずはもうこれ以上出てこないというまで、いや、さらにそこからこれまで fwywd へ参加して感じてきた価値、なぜ必要なのかをひたすら書き出し「発散」します。(参考 : 収束と発散
レビューをもらい、量も申しぶんありませんでした。
この時点で私は、ユーザー目線の意味を正しく理解していないことに全く気づいていませんでした。

「0 点です」

そして発散した言葉を「収束」させ、より伝えたいことを明確にし企画草案へとまとめ受けたレビューは果たして...
悪くないですが良くもないですね、組織への貢献という面では全く価値を生み出していないでしょう。
まさに、あなたが 1 日かけて作ったものは「0 点です」と言われたような感覚でした。
※ もちろん、吉崎さんからはその前後でしっかりとフォローの言葉や成果に対するレビューであり、個人に対する攻撃ではないことなど丁寧にフォローしていただいていました。
私がやったこととしては、ペルソナに対して考えを廻らせ、ゴールと現状のギャップを訴求軸に fwywd が生み出したい人材とその想い、そこに自分目線での意見も加えての作成。 ユーザーである自分の目線を加えているのだから、間違っていないのではと思っていました。

組織へ貢献するとは

確かに、初めの企画草案はユーザー目線での意見や答えがあり、それは間違いではないです。
ですが組織が求めているのは、運営やオーナーが予想できる範囲外のユーザー目線や意見であり、
良い意味で組織と差分が大きい考え方や視点」
これこそが、無かったものを生み出し組織への貢献となります。
まだスキルも経験も無い人間が提供できる価値として、この考え方や視点は自分の事業の営業をする際にも非常に有効なものです。

自分の言葉で伝えるには?

このように、私は一度大失敗をしてまた 0 から企画草案をつくり直すことにしました。
ただ、その大失敗のおかげで意識や視点が劇的に変わり「自分のポジションだからこそ生み出せる文言や視点」で物事を捉えることができるようになりました。
具体的に何をしたのかというと、
  • 対象をもう一度自分の言葉で言い直してみるとどのような表現になるのか?
  • 組織から見た捉え方との差分はどこにどの程度あるのか?
  • これまでの人生も踏まえ渡邉智彦という人間からの目線でしか言えないことは何か?
この 3 点を発散で書き出した全ての言葉や考えに対して行いさらに深掘りです。
この工程を、繰り返すことで2回目のレビューでは最初と同じ fwywd のことを説明しているのに全く違った企画草案となり、「あなただからこそ言える価値を生み出す」ことが出来ました。
そして、自分の言葉で伝える力が劇的に向上し、組織へ貢献 0 だった状態から自分にしかない価値を生み出せる存在へと成長することが出来ました。

終わりに

今回は私がインターンに取り組んで学んだことをまとめましたが、結局、記事を読んだり知識を得ることも大切だけれど実際に参加して当事者となって体験しなければ劇的に成長することはできないとも強く感じました。
また、私なりの視点で見た成長するための設計は fwywd が日頃から大切にしている自力で取り組んでみて失敗しながら学んでいくことなのかと思いました。
それに加え、方向性は示すけれども自分で考える余白をしっかりと残して発破をかけるという吉崎さんの絶妙なレビューがあることかなと思います!
そして、まもなく fwywd 第 2 期の募集が始まります
私が劇的な成長を遂げたように自分も成長したいと思う方はぜひ fwywd 第 2 期への挑戦をお待ちしています!

著者について

watanabe
名前 : 渡邉智彦
前職 : ソムリエ&フレンチ料理人
Twitter : @nabeo654147