私、もう見飽きたんです・・・。「はじめに」「おわりに」が金太郎飴の如く並んでいる記事。
わかります、わかりますよ。記事の書き初めと書き終わりって、一番何書けばいいかわからなくなってしんどいんです。今こうやって偉そうに書いている私も昔は「はじめに」「おわりに」を使って量産記事をブリブリと世に出してしまっていましたとも。ぶっちゃけ人のこと言えないのです。
それでも、伝えたい。
「見出しが魅力的でない記事は注文したチャーハンがご飯抜きだった時と同じくらいガッカリするんだ」ってこと。
前職ライター・記事校正の私古川が送る記事の書き方ガイド第二弾、自身への戒めも込めてお送りいたします。
対象読者
下記に当てはまる人、必読!
- もっと PV 数をガンガン稼げるような記事をトバしていきたい
- さあ記事を書こう!と思って書き始めるものの見出しで手がスッ・・・と止まる
- 癖でついつい「はじめに」「おわりに」を使ってしまう
この記事を読み終わった時、あなたは・・・
- タイトルだけでなく見出しも重要であることを理解し、
- 本文の内容に沿った適切な見出しを読者の興味を引く形でつけられるようになり、
- 「はじめに」「おわりに」を使わなくなること
が可能になっているハズです!
意外と知られていない「見出し」の重要性
記事を普段から書く人であれば「タイトル」「本文」がいかに大事であるか意識している人が多いのですが、「見出し」をしっかり意識して記事を書ける人は非常に、非常〜に少ないです。記事の書き方ガイド第一弾
でお伝えした通り、確かにタイトルは記事の生命線レベルで重要な位置付けを担っています。しかしながらタイトルを見て記事に飛んできた読者が次に目にするものは「序文」か「見出し」のどちらかとなることがほとんどです。普段から記事や本を読む習慣がついている人ほど見出しをさっと読んでどんなことが書いてあるのか?本文を読むに値するのか(=自分の時間をこの記事のために使ってやってもいいのか)を値踏みしてから初めて本文を読み進める傾向にあります。新聞をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。よほど時間に余裕のある時でない限り、みなさん「読んでみたいな〜」と思った見出しの部分しか本文を読んでいないはずです。
つまり「より多くの人に読んでもらいたい」という観点から記事において重要な要素をランキングにすると・・・
1位::タイトル
2位:見出し
3位:本文
となります。意外にも見出し>本文なのです。
盲点だからこそ差をつけやすい
記事をそこそこ書く人ですら意識されることが少ないにも関わらず重要な位置付けであるということは、見出しを意識するだけで他の有象無象の記事よりも頭ひとつ抜きん出た記事が作れるようになるということです。タイトル・本文と比べ必要な文字数も少ないため改善コスパが非常に優秀。見出しでライバル記事と差をつけちゃいましょう!
ここだけは気をつけたい。ガッカリ見出しの特徴
突き詰めると1つだけです。 本文に何が書いてあるのか全く伝わってこない見出しをつけちゃうこと。「はじめに」「おわりに」が超典型例。「はじめに」「おわりに」という見出しを読んでも何が書いてあるのかさっぱり伝わってこないのです。代わりに「序文をキャッチーにまとめた見出し」「後書きで何を書いているのか伝わる見出し」をつけるだけで吸引力が100均の掃除機からダイ○ンへ進化します。
例えばこの記事、あえて序文の見出しをつけていません。ここに「はじめに」を添えた瞬間執筆者の私すら萎える吸引力ガタ落ち記事が爆誕します。代わりに「その見出し、あなたの記事を破壊してませんか?」とか「量産型見出しから卒業せよ」とか「ダサい見出し禁止令」とか付けるとどうでしょう。「はじめに」と比べて印象がガラッと変わるはずです。
今から試せる!見出し整頓術3選
1. 「何を書きたいのか?」まず整理
見出しをまず考えようとして手が止まる人におすすめ。自分が何を書きたいのかをつらつらとメモ形式で書いてしまいましょう。あるいは本文から先に書き始めてしまっても OK。書いてしまってから「ここで1番伝えたいことは何か」を考えて見出しにするだけで記事の印象はガラッと変わります。
例えばこんな文を作ったとします。どんな見出しがイイか、考えてみてください。記事の書き方ガイド第一弾より抜粋。
タイトルは本・記事・映画・果ては Youtube のサムネイルなど媒体に関係なく成果物そのものの運命を左右する大きな力を持っています。 どれだけ質のいい中身を書いても「おっこれ気になるな〜」と読者に思ってもらえなければ素通りされてしまうからですね。 タイトルの付け方で総 PV 数は 2〜10 倍ぐらいは平気で変わってきます(肌感)。
タイトルだけで「続きが気になるぞ・・・!」と思わせることができたらあなたの勝ち。 読者の興味に火をつけましょう。同時に何についての記事なのか端的に表すことも忘れずに。
私はこれに「タイトル=記事の生命線と心得よ」とつけています。みなさんならどんな見出しをつけますか?
2. わかりやすさ最優先
見出しだけで「何について書かれているのか」パッと把握できるとパーフェクト。見出しが本体、本文は補足ぐらいの意識でつけるとより魅力的な見出しが作れるようになるハズ。短くまとめると読者の目にさっと入りやすくなるため、言葉のダイエットもできると◎。ちなみに私の見出しは往々にして長くなりがち・・・日々反省 & 改善中です。
3. 数字のフル活用
SEO の世界でもおなじみ「数字の活用」。よくタイトルでも使用されています。本記事でもまさに今使っています。なぜこれが好まれるかというと、数字を入れるだけで「どんなことが」「どのくらい」書かれているか一瞬で判断できるようになるからです。2の「わかりやすさ最優先」をスマートに達成できるわけですね。手軽に試せる上に効果大。「具体例」「特徴」「方法」など何かを列挙する際にぜひ試してみてください。
また数字を使った見出しをより美しく魅せるポイントのひとつに「H3で使う」があります。「H2」で「どんなものを列挙するつもりなのか」見せてから「H3 で列挙する」と目次の可読性が向上しさらに効果アップ。実際この記事も H2 は「今から試せる!見出し整頓術3選」、H3 で「3.数字のマジックをフル活用」としています。今すぐ試せる小技のひとつ、ぜひみなさんもお試しください!
少しの意識で効果大な「見出し改善術」、今から取り入れよう!
文量に対し知識・経験に大きく左右される「タイトル」や書き手の文章力がダイレクトに問われる「本文」と比べ、「見出し」は「本文で何を言いたいのか意識してみる」だけで劇的に改善できるコスパ最強パートです。吸引力に差がつく記事量産の手助けとなれますように!