はじめに
起業とは事業を興して金儲けをするだけではありません。
その先にある社会の発展を願い、日々取り組み続けるものであって欲しいと私は思っています。
そんな志を高くしてくれる起業に関する最高の2冊を紹介します。
原著は文体も難しいため、マンガで読めるシリーズです。
マンガの方が初めての方にもわかりやすく、ストーリー仕立てですので腑に落ちやすいはずです。
2冊に絞った理由も当然あります。
車を作るときはエンジンからではなく、まずはブレーキから作り始めるそうです。
だからこそ、何事も原動力となるエンジンだけを知るのではなく、抑止力となるブレーキまで熟知しておくことで、適切な力の使い方に向かいます。
日本は資本主義の国だからこそ、起業と資本主義は切っても切れません。
今回はこれから起業を志す方へ 資本主義の原動力(エンジン)と抑止力(ブレーキ) を紹介します。
資本主義の原動力と抑止力
原動力:論語と算盤(渋沢栄一氏)
日本の資本主義の父として知られている渋沢栄一さんの一冊です。
最近では大河ドラマの『青天を衝け』でも放送されているので、いま旬な人かも知れません。
新1万円札の顔でもありますよね。
この本は内容を紹介したいところですが、もうとにかく読んでほしいの一言です。
内容こそ野暮ですので紹介しませんが、読み終わった後に『視座が高まっている』ことを保証します。
資本主義を駆使して、どのように社会へ貢献していくのか。
金儲けが全てではないと腑に落ちる一冊です。
抑止力:資本論(マルクス氏)
1人の小さなパン屋の商売人が資本の力を駆使して、商売を大成させていく話です。
工夫に工夫を重ねて、その努力に応じて自分の会社がどんどん大きくなっていきます。
そして、大成したその先に待っている資本主義の結末とは。。。
起業を志すときには、どのように事業を興すかに視野が狭くなりがちです。
そんな人にオススメしたいのが、この1冊です。
成功した暁には何が待っているのかを正しく認識することで、最初の行動からゴール思考になるはずです。
正しく使えば強力な武器となる資本主義。
しかし、力の使い方を間違えると自分を刺す諸刃の剣でもあります。
こちらも論語と算盤とは別の意味で、金儲けが全てではないと腑に落ちる一冊です。
終わりに
起業する前から多くの本を読んできましたが、その大半は起業して経験がないと理解できないものが大半でした。
だからこそ、私は『経験』が起業の学びにとって不可欠だと思っています。
一方、私が読んできた中で『経験がなくても理解できる』ジャンルの中で最高の2冊を紹介しました。
この2冊を読んで奮い立った方は、ぜひ私と一緒に起業を志しましょう!