起業家に優しい世界を。無料で経営と技術を学べる起業家育成を創業5年目で立ち上げた理由

起業家に優しい世界を。無料で経営と技術を学べる起業家育成を創業5年目で立ち上げた理由

はじめに

この度、キカガクが考える新しい教育の領域として『起業家育成』を行います。
これまでは技術を中心に教育を行ってきましたが、今回からさらに領域を広げて、ビジネス(経営)技術の両者がわかる人材の育成に挑戦です。
しかも、1年間の受講料はすべて無料です。
今回はこれまで AI 領域の教育を手掛けてきた私が起業家育成を手掛けることになった背景と、起業家という選択が日本社会に必要であり、多くの人にとって市場価値を高めることを紹介します。

起業家育成を始めたいと思ったきっかけ

創業から5年の月日が経つ

私自身、キカガクを5年前に1人で創業し、現在35名を超える素晴らしい社員に恵まれた日々を送ることができています。
もちろん、多くの Hard Things を乗り越えながらの日々ではありましたが、その1つ1つが今の会社の成長に繋がっています。

正論の暴力

もちろん経験的に知っていれば防げたミスも多くありました。
それでも、私は投資家や経営者の先輩に頼ることがあまり好きではありませんでした。
「もっと大きくなるためには ○○ をすべき」「君は結局どうしたいんだ」と詰められることが多く、頭ではその先輩方がおっしゃることが理解できる一方で、正論の暴力に心を痛めることが多くありました。
より良い世界に導きたいと日々努力をしているのにも関わらず、市場では厳しい戦いの日々、社員からも厳しい意見に耳を痛める日々、先輩方からは視座の低さにお叱りを受ける日々。
私は教育が好きで、人が成長するためには心理的安全性が前提として必要だと考えているのですが、どう考えても、起業家には心理的安全性がありませんでした。
いつか起業家にとって優しい環境を作りたい。
人工知能(AI)やプログラミングを学ぶときにも「もっとスムーズに学べる教材を作りたい」と、かつてキカガク創業時に考えていた思いが、起業の経験を経て、次は起業家だと感じました。
自分と同じようにリスクをとって挑戦する人に優しい世界を作りたい。

なぜ今の時代、起業家なのか

起業家以外にも存在する選択肢

自分と同じような境遇という点では起業家だけでなく、色々な選択肢がありました。
その中で、なぜ起業家を選択したのでしょうか。
その答えは、これからの日本社会が最も求める人物像になるための最短ルートが起業家であると考えたからです。

アメリカのトレンドを追う日本

日本はアメリカのトレンドを追っていることが多いのですが、アメリカでは大企業がベンチャー企業を M&A(Merger & Acquisition、日本語では買収)することで大きな成長を遂げています。
例えば、みなさんがよく使っている YouTube も Google が買収して成長させました。
他にも、Instagram も Facebook が買収して成長させました。
このように、資金力のある大企業が機動力の高いベンチャー企業を買収することで、新たなイノベーションが生まれていることが知られています。
日本のベンチャー企業の Exit 先は IPO が主流ではありますが、アメリカの傾向に追従するのであれば、今後の日本は Exit として M&A が主流になってきます。
だからこそ、いま日本の大企業は社内の企業家(イントレプレナー)育成に力を入れて、社内で新規事業を創出したり、ベンチャー企業を M&A した後に、うまく統合してマネジメントできる PMI (Post Merger Integration) 人材を増やそうと動いています。
つまり、これからの時代に市場価値が高まる人材を予想すると以下のとおりです。
  • 機動力高く新たなイノベーションを生み出せる人材 → 創業者
  • 新たな事業を受け入れてマネージメントできる人材 → 経営者
この創業者経営者の両者をどれだけ育成できるかが、今後の日本の成長に関わるはずです。
創業者は起業する機会を創出することで生み出せそうですが、経営者はどのようにして生み出すのでしょうか。
経営とは知識をインプットして全体像を理解できるものではなく、やはり一定の経験による習得が必要となります。

経営者の育て方

では、社内に経営を練習できる機会があるかというと、これはなかなか遭遇できません。
若くして経営を経験できるのは大手企業の新規事業担当とスタートアップ幹部ぐらいではないでしょうか。
そして、肝心の新規事業担当やスタートアップの幹部になるためには、経営の経験が求められる『鶏が先か卵が先か』の問題に遭遇します。
これからは経営の経験がある人が求められる一方で、経験がなくても受け入れているのは創業初期の小さなベンチャー企業ぐらいかも知れません。
ここから導き出される結論として、経営経験のない人が経営者になるためには、創業初期の小さなベンチャー企業に入るか、もしくは自身で起業を行って経営者になってみることぐらいではないでしょうか。
※ もちろん偶発的な出会いはあると思いますが、多くの人に再現性をある程度確保できることを前提としています。

創業者も経営者も企業が入り口

だからこそ、創業者でも経営者でも、起業してみることがその入口に立つための再現性を持った方法なのです。
仮に、創業者として創業した会社のビジネスがうまく行かなかったとしても、経営者としての能力を買われて次のステージで活躍される人は多くいらっしゃいます。
いま大きくなっているベンチャー企業の幹部は元起業家ということが多くあります。
ただし、注意が必要なこととして、週末起業や受託開発が中心の個人事業に毛が生えた程度の事業では、組織を正しく導いていく経営者としての能力としては不十分であるため、とにかく小さくても良いから起業すれば良いという話でもありません。
自分自身で解決したい課題に向き合い、独自のサービスを作り、顧客へ届け、そして、仲間を集めて組織を作る。
その中で起こる Hard Things を乗り越えた先に、事業譲渡などで経営者として次のステージに進んでいくことを指しています。
これからの日本社会のトレンドとしても絶対に必要となる創業者や経営者を再現性高く生み出し、日本社会へのイノベーションを加速させたい。
そう考えた結果として、起業家育成を選択しました。

これからの起業家に必要な能力

経営と技術の両方ができる人材が鍵

創業者もしくは経営者になるための入り口としての起業家を紹介しましたが、起業家は経営を含めたビジネスの知識だけがあれば良いのでしょうか。
私は経営も技術も両方ができる人材であることが特にこれからの社会では重要だと思っています。
もちろん、チームで役割分担をして CEO と CTO の2人で創業できれば、それでも OK です。
しかし、私の回りには「アイディアはあるけれど一緒にプロダクトを作ってくれるエンジニアが見つからない」と嘆く声を同世代からよく聞きます。
そして、エンジニア出身の私目線の意見ですが、技術がわからない人と一緒にプロダクトを作っていくのは嫌です。
そう考えると、プロトタイプ程度は自力でつくれるぐらいの技術力も兼ね備えておくことが将来的に技術者を引き入れるときにも必要だと予想しています。
大きくなったときにも、自分で手を動かさなくても、技術を理解した上でのプロジェクトマネージメントに対する解像度の高さは有利に働きます。

資本主義の加速と技術への投資の関係

前提として、なぜ技術力が必要なのでしょうか。
世の中にはプロダクトを作らなくても始められるサービスもあります。
もちろん、事業領域の選択によってはもちろん技術力がなくても始められることがあります。
その一方で、私は『資本主義の加速』によって技術力が重要になってくると予想しています。
いまの日本含めた世界の資本主義国家では、先述したように資本の大きな企業が新興企業の買収を繰り返し、さらに資本が大きくなっています。
ピケティの 21 世紀の資本の主張が有名ですが『r(資本収益率) > g(経済成長率)』という不等式をご存知の方も多いはずです。
資産(資本)によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いと指摘しており、これを資本主義の加速と私は呼んでいます。

技術へ資本を投じて収益率を高める

この資本主義の加速による流れに乗るためには、労働集約型のサービスを展開するのではなく、資本を投じて収益率を高めるプロダクトを成長させていくことが重要です。
もちろん、サービスの表面上は労働集約型のビジネスでも、内部的に革新的なプロダクトを開発して利用することで、収益率を高める方法もあります(BPO 業界でも差が開きはじめてきました)。
サービスが大きくなるごとに、より収益率の良くなるビジネスの構造を作ることが重要であり、その答えは技術であるということです。
知名度のない中からビジネスをマネタイズまで持っていき、収益率を高めるために技術でスケールさせ、さらなる成長のために組織を作っていく。
これらを深く理解した上で、ビジネスを設計するために、ビジネス(経営)だけでなく、技術への理解も重要です。
だからこそ、この企画「fwywd(フュード)in 淡路」では、ビジネスと技術の両方を経験しながら体系的に学べるようにカリキュラムを設計しています。
※ 詳しいカリキュラムは上記のページからダウンロードいただける資料に掲載されています。

リスクを取って挑戦する起業家に優しい世界を作りたい

日本のこれからの成長には欠かせない優秀な創業者と経営者を多く輩出し、日本経済の成長に貢献していきたい。
そんな思いを今回の起業家育成に込めています。
そして、参加していただく方にとっても、正しい方向性に挑戦することは市場価値が高まり、人生の選択肢を増やすことができることがおわかりいただければ幸いです。
しかし、まだまだ厳しい起業家という世界において、教育面での支援だけでなく、先輩起業家だからこそできるメンタル面でのケアまで行い、起業家にとって優しい世界を作っていきたい。

挑戦に最高の環境を

本企画では、パソナグループ全面協力のもと、淡路島で1年間宿泊しながら学べる環境まで用意しており、他の企画とは環境面で一線を画しています。
しかも、1年間の教育に関わる受講料は一切無料です。
リスクを取って挑戦していただく以上は、私達としてできる限りの支援をしよう。
パソナグループとキカガクの2社で最大限の支援を行い、本気で挑戦する方を応援します。
もちろん私も淡路島に移住して、この企画をフルコミットで支援します。

おわりに

人生を変えたいと思っていながらも挑戦することができていない方へ、最後に私が尊敬する大前研一さんの言葉を贈ります。
人間が変わる方法は3つしかない。
1つは時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目は付き合う人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
やらない後悔よりも、やる後悔を。
みなさまと一緒に挑戦できることを私も大変楽しみにしています。
株式会社キカガク 代表取締役会長
吉崎 亮介
twitter: @yoshizaki_91

【受講料無料】経営力と技術力を兼ね備えた起業家を目指そう

awaji
キカガクの創業者であり、fwywd 責任者である吉崎が次に手掛けるのは『本気の起業家育成』。
経営力と技術力の両方を兼ね備えた人材を育成し、これからの日本の変革に挑戦します。
これからは挑戦しないことがリスクになる時代
起業家として成功すべく試行錯誤する日々は確実に市場価値を高めます。
そして、起業家育成の舞台は淡路島
パソナグループがベンチャーアイランドとして変革を起こしているこの地で、仲間と切磋琢磨できる1年間を提供します。
宿泊などの生活面もパソナグループが全面バックアップで、挑戦するには最も良い環境です。