はじめに
Tailwind CSS には、デフォルトで濃薄含む様々な色が登録されていますが、実際にはデフォルトに存在しない色を使用したいケースも多々あるはずです。
バージョン情報
- tailwindcss:2.1.1
- postcss:8.2.8
- autoprefixer:10.2.5
カラーパレットを拡張するための設定ファイル
Tailwind CSS にカラーパレットを拡張する時は、Tailwind CSS の設定ファイル tailwind.config.js
に記述します。
具体的なコードは以下の通りです。
// tailwind.config.js
module.exports = {
// 追加
theme: {
extend: {
colors: {
// 'カラー名': 'カラーコード'
'dark-green': '#06bbbc',
},
},
},
};
上記のように theme
> extend
> colors
に、'カラー名': 'カラーコード'
を記述しましょう。
拡張したカラーパレットを使用する方法
拡張したカラーパレットは、text-カラー名
(例:text-dark-green
)や bg-カラー名
(例:bg-dark-green
)のように記述することで、使用できます。
ネストしてカラー名をカスタマイズすることも可能
ここまで、カラー名とカラーコードが 1 対 1 で登録されていましたが、ネストしてカラー名を拡張することも可能です。
コードは以下のようになります。
// tailwind.config.js
module.exports = {
theme: {
extend: {
colors: {
// 例
primary: {
light: '#59d3d4',
DEFAULT: '#06bbbc',
dark: '#008c8d',
},
},
},
},
};
使用例は以下の通りです。
text-primary
text-primary-light
text-primary-dark
このように DEFAULT
は primary
単体でのカラーを意味します。
【注意】カラーパレットを上書きすることも可能
カラーパレットを拡張するのではなく、上書きすることも可能です。以下のように theme
> colors
に、'カラー名': 'カラーコード'
を記述しましょう。
// tailwind.config.js
module.exports = {
// 追加
theme: {
colors: {
// 'カラー名': 'カラーコード'
'primary-green': '#06bbbc',
},
},
};
この場合、デフォルトのカラーパレットが上書きされてしまい、text-white
などのデフォルト色が使えなくなります。ご注意ください。
最後に
以上になります。カラーパレットを拡張することで、Tailwind CSS による開発効率が上がります。参考になれば幸いです!
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
株式会社キカガク コンテンツマーケティング責任者
入田 / ぐるたか
twitter:
@guru_taka
参考文献